1860年、フランス・リヨンの近くのブリオードで、アントニー・ロゼによってリーン・ロゼが創立されました。最初は傘やステッキを作る木工所からスタートし、今では世界64カ国以上に1500店舗以上を展開する有名ブランドに成長しました。日本でも、東京、山梨、大阪などに5つの店舗を持ち、特に「TOGO」といった独特のデザインと快適な座り心地のソファが人気です。
リーン・ロゼの歴史において重要な転換期は、1960年代から70年代にかけてです。正式にリーン・ロゼとして会社を設立し、コンテンポラリー家具の製造とデザイナーとのコラボレーションを開始しました。ミッシェル・デュカロワとのコラボレーションもこの時期に始まり、リーン・ロゼの不可欠な一部となりました。
1968年には、オールウレタン構造のソファを開発し、その5年後の1973年には、有名な「TOGO」ソファを発表しました。これにより、リーン・ロゼは瞬く間に家具ブランドとしての地位を確立しました。現代でも、ウレタンを使用したリーン・ロゼのソファは、快適な座り心地と高いデザイン性で知られ、ブランドの得意とする分野となっています。
リーン・ロゼの名作
TOGO
高密度ウレタンフォームを使用した、リーン・ロゼの代表的なソファです。45年以上もの間、モダンなイメージを保ち続け、世界中で多くのファンを持つベストセラーアイテムです。快適な座り心地とキルト式カバーによって、最高級のリラックス体験を提供しています。軽量で移動も容易で、1人掛けから3人掛け、肘掛け付きやコーナーソファ、ラウンジなど、さまざまなタイプが揃っています。
Michel Ducaroy ミッシェル・デュカロワ
フランスのリヨン出身で、装飾家の家系であるCheley ssin家の子孫として生まれたミッシェル・デュカロワ。彼は生まれながらにしてデザイナーとしての道を歩むことが運命づけられた存在と言えます。幼少期から家族や家族が経営する会社でデザインと技術を学び、さらにリヨン国立美術学校を卒業しました。
ミッシェル・デュカロワとリーン・ロゼのコラボレーションは、1954年に始まり、ウレタンフォームによる新しいソファモデルを発表しました。そのシンボルとなったのが『ROSETTOGO(ロゼトーゴ)』です。『ROSETTOGO(ロゼトーゴ)』は40年以上経った今でも、その革新性と魅力を失わず、現代においてもリーン・ロゼを代表するソファとして君臨しています。ミッシェル・デュカロワの活動は、一貫性を示し、美と機能の調和を追求することが彼の生涯のテーマであることを示しています。