環境省は、不用品となった家電製品の適正な処理を求め、「不用品回収業者は利用しないで」と呼び掛けています。国内外で環境汚染や健康被害の原因となっている事例が多発しており、悪徳業者による被害者が消費者センターに多く問い合わせているとの報告もあります。
悪徳業者の手口とはどういったものでしょうか?
報道などでよく見られるケースとして、不透明なやり取りによる料金請求が挙げられます。作業後に驚くほど高額な料金を要求されることがあります。断ると、「今回の請求はトラックに積み込む際の金額ですので、不用品を元に戻しても請求金額は変わりません」と言われることもあり、業者の言い分を理解するのが難しいこともあります。もちろん、このような悪質な業者の存在により、全体的な業界の評判が損なわれることに対して、業界全体が憤りを感じています。ただし、現在ではこれらの悪徳業者の多くは摘発され、数は減ってきています。
簡単な悪徳業者の見分け方は以下の通りです
- 会社の所在地を明示しているか確認すること:所在地が分からない業者は信頼性が低く、逃げられる可能性があるため、依頼する際は必ず所在地を確認しましょう。
- 見積もり時に料金を明確にしてもらうこと:作業前に料金をきちんと提示してもらわないと、後で高額な請求をされる可能性があるため、作業前に価格を決めておくことが大切です。
- インターネットで業者名を検索して評判を確認すること:インターネット上には悪徳業者についての書き込みが多くありますので、参考にしてみると良いでしょう。大手企業でも違法行為を行っていた会社が摘発される前に話題になっていました。
- テレアポしてくる業者には注意すること:テレアポしてくるリサイクル業者は注意が必要です。特に、企業名を使って電話してくるケースが多く、担当者名も会社名も偽名を使う業者には依頼しないようにしましょう。疑問を感じた場合は、「折り返し連絡をとりたいので電話番号を教えてください」と尋ねてみると良いです。電話番号を教えてくれない業者は要注意です。