あなたにピッタリのインテリアなら毎日が楽しく過ごせるはず。ここで、自分に合ったスタイルを見つけて上手なコーディネート法を取得してみよう。インテリアスタイルには色々ありますが「カッコいい」「可愛い」「センスがいい」と思われる部屋がいいですよね。憧れがあっても実際の生活とかけ離れていると、せっかくコーディネートしても結局使えないということになってしまいます。現在の暮らし方に合わせた憧れの部屋を手に入れてください!
部屋づくりはスタイルの決定から!あなたはどのタイプ?
調和のとれたインテリアをつくるには、相性のよい=共通項のあるモノとモノを組み合わせることがポイントです。インテリアを構成するアイテムには、内装材をはじめ家具や照明器具、カーテンなどおいろいろな種類があり、素材やデザインも豊富です。チェアーを選ぶにしても手がかりになるものがなければ、迷うばかりです。
そこでインテリアづくりを思いたったら、コーディネートの基準となる”自分のスタイル”を見つけることから始めましょう。
イメージが浮かばない時は、インテリア雑誌の実例記事などを参考にし、テックニックを磨くことも効果的です。気に入った写真などを参考に、家具の組み合わせや色使い、小物の飾り方をイメージしてみましょう。
シンプル&ナチュラル
最も人気のあるスタイルが、このシンプル&ナチュラル。都会的な雰囲気がありながら、自然のぬくもりも楽しめるインテリアです。同系色のコーディネートが多いため、飽きがこない反面、物足りなさを感じるかもしれません。そのさいには、クッションや観葉植物などで変化をつけてみましょう。
モダン
個性的なインテリア。代表的なのがイタリアモダン。色は、黒やこげ茶のほか、空間のポイントになる鮮やかな色があります。収納家具やテーブルぶが、鏡麺仕上げにものやガラスや天然石、金属を使ったものが多く見られます。
クラッシック
クラッシックは、ヨーロッパの宮殿などに象徴される、古典様式を取り入れたスタイル、シャンデリアや豪華な窓装飾などが思い浮かびますが、国や時代によってさまざまな種類があります。様式を統一することが、コーディネートの基本。細部のデザインを研究し、自分好みに合った様式を見つけましょう。
カントリー
飾らない素朴さたぬくもいり感が魅力。カントリーには幅広いスタイルがありますが、共通しているのはのどかな自然に囲まれた田舎家のようなインテリア。家具は欧米的な伝統的なベースに、手作り風に温かさがプラスされた素材なもの。
アジアン
くつろぎ感が味わえ、リゾート風の空間が特徴です。メリハリのきいた色と独特のデザインでエキゾチシズムあひれるアジアンスタイル。個性の強いお家具だけに、自分の感性に響くお気に入りのものを手に入れましょう。内装材や照明器具も、ぬくもりや素材をキーワードにして選ぶとより温かみのある空間をつくりましょう。
好みの素材やラインを具体的に考えてみよう
インテリアセンスはさまざまな種類があり、それぞれの固有の雰囲気=イメージを持っています。それを形づくっているのが、インテリアを構成しているアイテムたちの素材・質感・ライン・カラーです。
自分のスタイルを決めるとき、おおざっぱにならずに、素材・質感・ライン・カラーを意識し具体的に考えてみることが重要です。これらを基準にして家具や照明、ファブリックを選べば、自分らしく調和の取れた部屋づくりになります。
”違いがわかる”のがセンスのよい人
インテリアセンスのよい人は、家具売り場やカタログなどを見て瞬時にしてベストの選択ができます。すれは自分の目指すインテリアの方向性がはっきりしていることに加え、モノの特徴やよしあしを的確にとらえる能力にすぐれているからでしょう。
インテリアのアイテムには、よく似ているようでも実はテイストが異なるものがあります。その違いを見極める”確かな目”をもつことも重要です。
インテリアを決める3つの要素
カラー:配色で重要なのは色のバランス
部屋の印象に大きくかかわるのが色使い。インテリアはいろいろな色の組み合わせによって、ひとつのイメージがつくられます。また、全ったく同じ色使いでみそれぞれの分量を変えると雰囲気も違って見えます。ですので、色彩計画では、どの色をどのくらいの面積で使かが重要です。
ライン:全体のシルエットとディテールに注目
ラインによるスタイルの違いがはっきりわかるのが、チェアやテーブル。足が細くてストレート、天板が薄くてエッジがスクエアなラインのものは、モダンやシンプルなインテリアに向いています。(図1)足が太く、天板が厚いものは、素朴な印象がありますので、食器棚のような収納家具は、扉のデザインや取っ手などのディテールをチェック。
素材・質感:木目や樹種、仕上げにより表情がことなる
家具や内装材によく使用されているのが木です。樹種によって表情が異なりますが、一般的に木目がこまかくてスッキリしたのが”モダン”や”シンプル”、木目が粗くて筋が目立つものは素朴なイメージがあります。またムク材の家具によく使われるオイル仕上げは、しっとりとしたあたたかさ、ウレタン塗装は硬質なイメージと、仕上げによっても雰囲気がかなり違ってきます。
家具選びに役立つミニ知識
何を基準に選んだらいいのか、という悩みにこたえてくれるのが、製品についているラベルとマークです。国が法律で義務づけているものや、各業界が自主的に定めているものなどがあります。
SGマーク
(財)製品安全協会が定められた安全基準に適合した製品につけられるマーク。製品の欠陥で人身事故が起きた場合に一定の範囲内で賠償する制度が設けられています。家具では、乳児用ベッド、2段ベッド、食器棚、住宅用スプリングマットレス、レンジ台つき収納庫などが対象です。
BLマーク
住生活水準の向上と消費者保護の推進を目的とした「優良住宅部品認定制度」により、品質、性能、アフターサービスなどが優れていると認められた住宅部品につけられるマーク。家具関係では、内装収納ユニットがあります。部品には、損害賠償と部品の修理、交換に対応する2つの保険がついています。
Gマーク
すぐれたデザインと認められた製品に与えられる。
木製家具の素材と仕上げ
素材・仕上げ | 特徴 |
ムク素材 | 天然木を裁断した純粋な木材で木の味わいが一番の魅力。木の質性として湿度の変化により伸縮すのが欠点 |
突き板 | 木を薄いシート状にしたもので、合板やMDFの表面に貼り付け化粧材として使われる |
合板 | 何枚かの板を重ねて接着し1枚の板に加工したもの。反ったり伸縮しにくい |
集成材 | ムク材を縦、横にはいだりして1枚の板にしたもの。縦方向に強い特性があり曲げることもできる |
パーティクルボード | 合板の芯に使われることが多いが、ネジがききにくいのが欠点 |
ファイバーボード | 吸収性があり熱えお伝えにくく加工がしやすい |
ポリウレタン塗装 | 汚れや水分がしみ込まず水拭きができ手入れが簡単。 |
オイル仕上げ | 家具用オイルを素地に直接すりこむ方法。木の呼吸を妨げない自然な風合いが楽しめる |
ワックス仕上げ | オイルのかわりに蜜蝋をかけて仕上げる方法。木の持ち味が生かせるが定期的にワックスが必要 |